« 病気に、事故に、思いどおりにはならない | トップページ | 6月の輪読法座~「身で聴く体験」 »

援助的態度

 昨日、「華光誌」の原稿渡しが終わり、こちらの方は一安心。

 みんな体調を崩しているので、真宗カウンセリング研究会も、欠席する予定だったけれど、家内にすすめられて顔を出すことができた。ありがとう。

 やはり、参加すると刺激をいただく。特に、今回は、ワールドワーク研修会の直後だったので、みんなその余韻を味わいながらの集いとなった。しかも、今年から新加入された3名の方が、そろって参加くださり、新鮮な顔ぶれ。M先生を中心に、地道でも、こうして集いが継続されていることに、意味があるのだろう。じり貧になることなく、新しい出会いも経験させてもらっている。

 今回は、ロージャズさんの言うところの、援助的な人間関係、その態度の具体例を読んでいった。親や教師、カウンセラーにしても、医者にしても、「あたたかい感情に満ちた表現をし、自分の個性や他人の個性を尊重し、支配的なところのない心遣いを示す人が、自己実現を促進することができるであろう」との言葉があった。

 他人の個性の前に、自分の個性を尊重する。いわば自己受容のところが、ハッとしました。また、参加者のベテランカウンセラーの先生から、正直な告白として、実際は、やはりクライエントによかったと言われたかったり、よくなったと進んだ感覚を大事にしたり、自分の中には、非援助的な操作的な部分しかないけれど、そのことを自覚して、だからこそ、援助などできる自分ではないがその場におまかせしますという、とても深く内省的なお言葉を聞かせていただいた。

 そうだなー。ぼくもまったくそのとおりだなー。

 でも、昨日今日、勉強はじめられた方ではない。先生の実績から考えると、ほんとうはびっくりするような言葉だった。でも、そんな自分をしっかりと押さえ、力まず、自然に受いれられているところに、誠実さ、人間的な魅力が感じられた。ほんとうに自己を知り、その場を信頼され、相手を尊重される姿勢に、教えられる気がしました。

|

« 病気に、事故に、思いどおりにはならない | トップページ | 6月の輪読法座~「身で聴く体験」 »

カウンセリング・DPA」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 援助的態度:

» 真カ研月例会 6月 [真宗カウンセリングへの道]
もう先週のことになりましたが、水曜日は月例会でした。以前からご縁のある方で月例会には初めて参加された方がおひとり(私は初対面だと思います)あと、先日のワールドワークに参加された方おふたり、こちらも月例会には初参加。他にも久しぶりの方がおひとり(この方もワールドワーク参加組)すごくにぎやかな月例会になりましたね。 私の中では、ここしばらく続く流れの中にこの月例会もあり、論文と言うテキストを元にしながら、流れの中で動いている”今”の自分のところで話し合いに参加していましたね。 ただ、その後も考えない... [続きを読む]

受信: 2007年6月25日 (月) 23:34

« 病気に、事故に、思いどおりにはならない | トップページ | 6月の輪読法座~「身で聴く体験」 »