援助的態度
昨日、「華光誌」の原稿渡しが終わり、こちらの方は一安心。
みんな体調を崩しているので、真宗カウンセリング研究会も、欠席する予定だったけれど、家内にすすめられて顔を出すことができた。ありがとう。
やはり、参加すると刺激をいただく。特に、今回は、ワールドワーク研修会の直後だったので、みんなその余韻を味わいながらの集いとなった。しかも、今年から新加入された3名の方が、そろって参加くださり、新鮮な顔ぶれ。M先生を中心に、地道でも、こうして集いが継続されていることに、意味があるのだろう。じり貧になることなく、新しい出会いも経験させてもらっている。
今回は、ロージャズさんの言うところの、援助的な人間関係、その態度の具体例を読んでいった。親や教師、カウンセラーにしても、医者にしても、「あたたかい感情に満ちた表現をし、自分の個性や他人の個性を尊重し、支配的なところのない心遣いを示す人が、自己実現を促進することができるであろう」との言葉があった。
他人の個性の前に、自分の個性を尊重する。いわば自己受容のところが、ハッとしました。また、参加者のベテランカウンセラーの先生から、正直な告白として、実際は、やはりクライエントによかったと言われたかったり、よくなったと進んだ感覚を大事にしたり、自分の中には、非援助的な操作的な部分しかないけれど、そのことを自覚して、だからこそ、援助などできる自分ではないがその場におまかせしますという、とても深く内省的なお言葉を聞かせていただいた。
そうだなー。ぼくもまったくそのとおりだなー。
でも、昨日今日、勉強はじめられた方ではない。先生の実績から考えると、ほんとうはびっくりするような言葉だった。でも、そんな自分をしっかりと押さえ、力まず、自然に受いれられているところに、誠実さ、人間的な魅力が感じられた。ほんとうに自己を知り、その場を信頼され、相手を尊重される姿勢に、教えられる気がしました。
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