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『チベット 求法の旅人』

Img_0581  真宗連合学会で、招待券をいただいたので、昼休みに、構内にある大谷大学博物館を覗いてきました。学内にきれいな施設があるんですね。
 入口に、一見して、畠中光享さんのものだとわかる絵が迎えてくれました。ぼくは、この人の絵、好きですね。
 Img_0582
 『チベット 求法の旅人』と題して、明治時代に、有名な 河口慧海師に先立って、鎖国中のチベットに入った二人の真宗僧侶の足跡をたどる展示でした。いまでもたいへんでしょうが、明治期ですからね。中国のシルクロードを経て、今日の青海省から入るか、または雲南省から入るから、インドを経由するか。いずれにせよ、命がけの行程には違いない。一人の方は、再度の入国を試みた際、中国の雲南省で消息を絶たれています。
 「タンカ」(Thanka)とは、インドからチベットへ伝播した仏教がその地に根付き、チベット文化圏で発達した独特の宗教画です。 布に描かれた宗教画で、掛け軸のように表装されて飾られたり、携帯用のものあります。たとえば、マンダラは有名だけれど、タンカはあまり知られていない。
 
 実は、華光会館にも、ある不思議なルートで寄贈されている。しかも、観光客用のものではなく、少々古くていわく因縁のある品物。けっこう精密です。一度、大学の専門家にも鑑定をしてもらって、それなりの価値があるものだと聞いています。旧会館の時はよく出ていましたが、新会館では、一度も出しいていない。久しぶりに虫干しで飾ろうかなー。
 他に、小さなものですが将来品の如来像や、紙本木版の経典が出ています。チベットの経典ってと、どうしてあんなに美しいのでしょうかね。

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