参加者は3名。しかし…
昨夜は、真宗カウンセリング研究会の月例会があった。4月からの新しいパンフレットが完成し、会報と、6月に予定している「ワールドーワーク」WSの案内を造って発送することになった。ぼくは発送担当ではないけれど、「月例会の前にてみんなで発送しよう」という提案があったので、準備を進めていた。ところが、近づくと、担当者も、提案者も、皆さんご都合が悪くなって、世話人の出席はない。成り行きで、あらたはひとりで作業しておいた。当日、もしかすると、会員の方が、2、3人は手伝ってもらえるだろうと思っていたら、結局、おひとりの方のお手伝だけ。いやはや、思うようにはいきません。しかもこの方、大手の上場企業の役員さんである。
月例会も、最終回のまとめなのに、ぼくを含めて3名だけ。ロージァズ全集6巻の「人間関係論」の「いかにして援助的関係をつくるか」に収められている、「人間関係に関するカウンセリングによる一考察」という論文を読んだ。最後なので、順番に声をだして、ゆっくりと読んでいった。35、40分はかかっただろう。1年かけて、とぎれとぎれ読んできたが、改めて新鮮な思いがした。最近、みんなで声に出して読むことの面白さにはまっている。
参加者は少なかったが、すでに還暦を過ぎられも、現役で活躍されている方たちなので、その声に活気があった。長年、教育畑を歩み、いまは指導的な立場におられる方、大手の企業人でありながら、ふとしたきっかけで、趣の異なるカウンセリングに余生をささげようと考えておられる方。日本の現状を愁いつつも、それぞれの、いまの自分の居所を聞かせてもらって、論文の趣旨の生きた勉強をさせてもらえた。
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