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1月1日は修正会

Img_0006_1  元日。華光会館でも、お昼から修正会のご法座が勤まります。浄土真宗に限らず、仏教のどの宗派でも、正月に厳修される法要を「修正会」と申します。旧暦の二月に厳修される場合は、修二会ですね。本願寺派では 、「元旦会」とも申しますが、だいたいそれは早朝など、午前中に勤まるわけで、華光会館は、午後からの法要と法話なので、創建以来、修正会と称しています。母が座談の時に、「有り難いことに、創建以来、お正月のお飾り(鏡餅)用のもち米と、お仏飯の小豆は、いつも江原(現日高支部)の方からのお供物で、一度も買ったことがないです」と。一般の伝統あるお寺なら当たり前のとこでも、こと新興の華光会では、これはますます尊いことだと思いましたね。その方々が、別にお正月にお参りできるわけではないのですがね。ずっーと、同じ方々がお世話くださっています。ここにも、目に見えないおかけがあります。

 さて、今日の朝は、京都在住で、帰省していない学生さんなど仏青の方をお招きして、一緒におせちでお祝いしました。

 華光会館の修正会は、午後1時30分から。今年、天気よかったですね。穏やかな元日となりました。ちょっとお参りの方は少なめです、35名程度でした。京都の方が中心ですが、東海支部の方、高山支部の方も、かなり人数ありました。大阪の方はありましたが、奈良方面の方が、ほとんどなかったような気がします。

 ご一緒に「正信偈」をあげ、そのあと、華光節(別名悟朗流)で、「現世利益和讃」を唱和し、「御文章」をいただきます。そのあとは、ご法話、そして記念撮影や休憩のあと、新春の信仰座談会が残りの半分の時間です。(ここが世間の修正会とのいちばんの違いでしょうね)

 さっそくデジカメで風景を撮影しました。顔が映らないように配慮したので、いい写真ではありませんが、雰囲気だけでもお味わいください。この写真を見る  (ねえ、いつもの法座とそう変わらないでしょう。)

 「現世利益和讃」を唱和する以外は、特別、普段の法座とは違いはありませんが、 ご法話は、真宗興隆時のエピソードに始まって、いのちの尊厳、そして世間(今生)と出世間(後生)の峻別。とくに、何が起こってきても、「無明の闇」があけまして、ほんとうにおめでとうごさいます」という身には、まさに無碍の一道。今生のことで何一つ畏れるものがないとの心境を、数え83歳の老境の身で、力強くお話いただきました。座談会は、皆様、一口ずつですが、濃~い味わいを語られましたから、1周回るだけで、1時間45分ぐらいかかって時間切れとなりました。年末年始、もしくは新春の所感などをお持ちの方もあって、座談会はいろいろと話題豊富だった気がします。

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コメント

あけましておめでとうございます。今年もよろしく!写真入りは、文字だけよりも雰囲気が伝わってきて良いですね。IXY70ですか、いいですね。ブログ楽しみにしています。では。

投稿: ねこ丸 | 2007年1月 4日 (木) 18:30

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