『明日へのチケット』と『イカとクジラ』
昨日は、月曜日の振り替えで、映画を見にいた。「明日へのチケット」と、「イカとクジラ」。特に、「イカとクジラ」はよくできていた。知的階級に属する離婚した家庭の、コミニケーションの不全、特に、その両親の葛藤のストレスに巻き込まれた子供たちの姿が、とても自然に、リアルに描かれていた。なんともコミカルなタイトル(原題も同じ)と裏腹に、シリアスで、ときに辛辣で、ときに痛いほどの傷つけあう家庭を描いているが、このタイトルがとても大きな意味をもっていた。これは、楽しい映画ではないけれど、完成度は高い。お勧め度も高い。
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