ヒーリング・ブレス・WS~ロングクリアー
ぼくの今年の関心事に、「呼吸法」があると、以前、書いたことがある。http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/cat6169686/index.html
今年、1月に体験コースを経験したあと、4月末に1週間連続で、「ヒーリング・ブレス・WS」に参加した。サリーが似合う、南インド出身の女性が、巧みな日本語の講義し、ヨーガ、そして呼吸法の体験。その後、毎朝20分弱、セルフでできる、「スダルシャン クリヤ呼吸法」、ショートクリヤーを続けている。月1回は、ロングクリアーの体験をする。なかなか時間が会わなくて、何カ月ぶりかに出席した。
すこしヨーガでからだをほぐしてから、呼吸法が始まる。まずは、3段階の、ウジャーイー(少し音が出る)呼吸法、続いて、ブハストリカ(ふいご式の呼吸法)を3回。そのあと、オウムを唱えて、あとはグルに合せて、ゆっくり、普通、そして早い、鼻からすい鼻から抜ける呼吸法を、かなり長い時間行う。これがなかなか、貴重な体験である。
過呼吸と、変化あるが、一定のリズム、そして感情を畏れず、体験に身を任せる(または、何が起こっても、温かく見守る雰囲気も)がポイントだと、ぼくは見ている。
以前は、一種の変性意識状態に近くなったこともある。今夜は、全身が痺れ、その感覚がなくなり、最初は大汗をかいたあと、異様に寒くなった(汗のせいではない)。ただし、ネガティブなものや著しい感情の変化はなく、静かで、温かくて、落ちいた感じがした。しばらくからだが膠着して動けなっかったが、ゆっくり横になって、そのものに全身をまかせて味わう。今夜は、静かにお念仏をすこしさせてもらった。からだの大掃除である。
個人的な関心、からだとこころの大掃除という以外にも、ご法を伝える上でも、この種の体験をしておくことは、大切なことだと思っている。人は、超常的な体験を握りたがるものだ。念仏が吹き出る、手が離れなくなる、光りが見える…。でも、そのことが=信仰体験(獲信)ではないのだ。ただ、ちょっと体験しづらいものをからだを使って知らせてもらった。そのおくにある、阿弥陀様のお心を聞かせていただくである。そのところで、何か大きなものを捨てさせてもらったかどうか。不思議なことだけを握るのは、あまりにも危険であるし、またやり方ひとつで、そのような体験することも可能だということを、十分認識しておく必要がある。
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コメント
こんばんは。いつも読ませていただいてありがとうございます。
「でも、そのことが=信仰体験(獲信)ではないのだ。ただ、ちょっと体験しづらいものをからだを使って知らせてもらった。そのおくにある、阿弥陀様のお心を聞かせていただくである。」
このことを書かれた華光誌のバックナンバーを、友人が一緒に読みたいからと、(私はもっていませんでしたので)持参して朗読してくれました。私自身は体験をしていませんが、イメージだけはしっかり握っていたと思われます。朗読を聞きながらちょっとからだが震えたほどショックを受けました。でも、そのあとで何かしんとした力のようなものを覚えました。同行の方たちはすでにこれを読まれているのだ、と思うと、やはりと言いますか改めて、畏るべしと思いました・・・。
投稿: フィオリナ | 2006年12月27日 (水) 01:20