複眼的で、柔軟な思考で臨みたいなー
「華光会規則」によって、任期満了に伴う責任役員の改選がおこなわれた。当初は、3年毎だったが、あまりにも煩わしいので、「規則」を変更し(この手続きもたいへんだったが)、いまは6年毎になっている。重任とはいえ、毎回、代表役員の変更届を出さねばならない。登記項目なので、書類を揃えて、創立依頼お世話になっている司法書士の事務所へ。丸太町通を挟んで、御所(京都御苑)まで、ママチャリを漕いだ。会館から御所までは30分足らずで到着。このあたりまで自転車を走らすことは、めったにない。案外、近い。余裕をみて出発したので、約束の時間には少し早かった。15分ほどだが、御苑の中を散歩した。空が高い。紅葉は、これからだが、一部で色づき始めている。天気がよく、さわやかな昼下がり。仙洞御所越しに、比叡山が凛として美しかった。
手続きの方は、だいたいよかったが、若干、不備な点もあったので、いろいろとお尋ねして、教えていただいた。いくら、門徒物知らずとはいえ、宗教者も、今後は、実務能力、常識が問われる時代になっている。華光の場合は、その道のプロを雇うほどの規模でなく、一般の寺院ではないので、尚更のことだ。具体的には、法律と会計か。最低限の実務的な知識が必要になっている。
今回の総会の会計報告で感じたけれど、皆さんと離れない庶民的な感覚を失わないことが大事だが、それだけでは発展性は臨めず、組織化も難しい。その意味でも専門的な視点は重要になる。また、単なる今生事ではない仏法事である点も忘れはならない。つまり、それらを含めた複眼的で、柔軟な思考が、ますます求めれているのである。とても煩わしくて、チンプンカンプンわからなかった会計についても、長年かけてご指導いただき、いい勉強させてもらっている。その意味でも、会計事務所のN所長には、感謝している。
帰りに、イタリア文化会館という、イタリア大使館の施設に寄った。ルキーノ・ヴィスコンティの生誕100年のイベントの一貫で、「イノセント」という映画を観た。貴族の華麗で、廃頽的なムードと、男女の抜き差しなら業というのかなー。悲劇的な結末が痛い。
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