e.s.t.「チューズデイ・ ワンダーランド」
買い物に出たついでに、久しぶりにCDショップを覗いた。大ベテラン、アメリカショービジネス界の大御所、トニー・ベネットの生誕80周年記念の「デュエッツ」。ビリー・ホリディの再来と、各国の評論家から絶賛される、マデリン・ペルーの3rdアルバム「ハーフ・ザ・パーフェクト」。そして、フランスから新人女性ボーカリストのフレドリカ・スタール「ア・フラクション・オブーユー」。これはまあまあ。でも、ジャケットどおりの声がするのでジャケ買いも損はなし。サラーブライトマンのベストアルバム(けっこうミーハーでもある)、そして、エスビヨルン スヴェンソン トリオ(e.s.t.)の「チューズデイ・ ワンダーランド」の5枚をゲットした。
保育園へのお迎えの前に、「コーダル・オン」に寄って、上等なシステムで聞かせてもらうことした。ぼくのjazzは、50年代、60年代のメーンストリーム系が中心。どんどんと、マニアックなものにディグしていたが、最近はかなり方向転換。新しいものにも、触手を延ばしだした。5枚のうち、北欧のピアノトリオ、エスビヨルン スヴェンソン トリオ(e.s.t.)の「チューズデイ・ ワンダーランド」を選んだ。
初めて耳にしたけれど、意外性はあったようでない、ないようであるといった作品だった。おもしろい。ジャズだったのが、ロックやポップになり、それでいて、一昔前に、ジャズロックなるリー・モーガンやバービー・マンといってスターがでた分野があった。いまや、そのチープさが面白いと感じられるような類の音楽だが、あきからにその点の音楽とは違って、しっかりそのジャズの精神性は引き継ながらの、現代の創造性あふれる音を提示しているという予感がした。もう少し、じっくりと聞き込んでみたくなりました。
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