本質は細部に表れる~今夜の夫婦ゲンカ
いつも些細なことから始まる。
「本質は細部に表れる…」。新聞の切り抜きを整理していて、出会った言葉。
ほんとうにきっかけは、笑うぐらい、小さな、小さなことだ。しかし、その奥には、底知れぬ深淵が拡がっていることもある。
そう、きっかけは、子供の爪切りだった。昨晩も約束し、今日も、先生にも注意を受けたというのに、そのままだった。家内に、注意しながら、子供の爪を切る。彼女が言う。「子育ては、二人の責任。そのときに、気がついたほうが、手伝ってもいいんじゃないの」。まあ、そんな意味だった。まったく、その通りだ。でも、この言葉に、ぼくには、溜まっていた気持ちが出る。このところ感じている彼女との距離感、違和感だ。当然、地下深く、溜まっていたマグマは、きっかけひとつで、表出し、時に爆発する。表出しながらも、自暴的になって、すぐに閉じてしまう、ぼくもあるのだけど。その点を指摘されると、まあ、それもその通り。持ち直して、話を聞ければ、彼女の言い分も、わからないわけではない。それでも、やはり、ぼくには、ぼくの言い分の正当性があり、相手に求める要求があり、理想がある。
ぶつかりあう。感情が飛び出す。相手に批判的に接する。毎日、毎日の利害が絡むと、なかなか穏やかに話し合うことは難しい。その感情の部分、特に否定的感情の部分は、外でしっかり吐き出して、充分、処理して、(友人でも、プロのカウンセリングでもいいから聞いてもらって)夫婦の間には持ち込むな、極論するとそうなる。「私に甘えるな」、という強烈なメッセージ。フェ~、き、き、きびしい。一理はあるので、それなりに努力しているけれどね。なにか寂しいくもある。確かに、ぼくには、家事や育児や、生活面での、甘え、依存が確かにあるのだけれども、逆に、仕事や経済的な面では、かなりぼくに依存しているんじゃないの。だから安心して、やりたいことが出来るんじゃないのという、反発が底にある。
家事や育児のワーク・シャリング。本業のワーク・シャリング。感情の共有化。個々人の尊重と、夫婦、家族の共有…。いやはや~ハアー。夫婦関係って、なかなか難しいですわ。
相手に要求すること、理想とする姿、価値観の相違が、表面化してきたことは、悪いことではないのだろうと、自分に言い聞かせながら、今日は寝ることにしよう。こたえているようで、不思議と元気な面もある。
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