最終、最終、最終確認で感じたこと
修繕工事、ほんとうに最終段階まできました。
今日は、3度目(?)の最終点検。18日に、設計管理をしてくださっている広島のMさんを交えて、施主側の最終点検がありましたが、それではまだ未残の工事部分があったので、24日(火)に再度の点検。それでも、まだもう1度必要で、今日が、3度目の最終点検。足場は撤収されたので、屋上と、玄関から見て回りました。また2階の炊事場と女子トイレは終了。炊事場もカランが3つになり、収納の扉も、開き戸から、引き戸にするなど、できる限りの使い勝手のいいようにしました。女子トイレは、個数は増えていませんが、4つのうち3つが洋式になり、最新のウオシュレットがついたので、かなり快適になるでしょう。
それにしても、毎日、工事状況の変化を観ていると、「随分、きれいになったなー」というが実感されます。外壁の色も、少し黄土が強くなったでしょうか。ベランダは、ネズミ色。しばらくすると落ちつてくるでしょう。外回り(特に玄関や駐車場の入り口)の天井も、明るいクリームで、外壁と調歩しています。皆さんが日頃ご覧にならない、屋上や、そして非常階段なども、ずいぶん変わりました。
でも、このあたりは、皆さんは前を意識されていないから、ほとんど実感が湧かないでしょうね。会館に勤務の某嬢が、高圧洗浄で、白くなった屋上がとてもきれいになったことが、「ヘエー。そうなの」と、まったく分からない様子。逆にいうと、ぼくが使いがってがよくなって炊事場にしても、うるさ型のご婦人方からみれば、細部に不満を口にされる方も、きっとおられるでしょう。
同じ事実を体験をしていても、それぞれの業で、見えている部分と、見えていない部分があるわけです。ぼくたちの目は、かなりの節穴なんです。焦点づけ(ファカース・インですね)をして、ある箇所にスポットをあて、微妙な変化をみていかいなと、見逃してしまうことだらけ。同じ法話を聞いても、人それぞれが気になるところが異なるので、せいぜい寄り合って、談合をして聞き合いなさいと、蓮如さまが仰るわけです。そりゃ、そうでしょう。これまでの人生経験の蓄積もある。いまの関心も、そのときの感情や気分も違う。興味のあることには反応するけれど、そうでないことは、関心も示さず、すぐ忘れ去っていく。ほんとうに都合よくできているものだ。逆いうと、それだからこそ、大きな顔をして生きて行けるわけですね。ありのままが、ありのまま認知され、感じられ、記憶されていったら、こりゃ、恐ろしくて生きていけませんわ。いやはや、無明とはよく仰られた。
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