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誠実に、しかし新たな工夫も盛り込んで

  今夜は、華光会の責任役員会だった。華光大会の総会を前に、決算、予算、そして、役員改選の件で、会議を開いた。

 華光会は、6年に一度、役員を改選を行っている。今年は、任期満了に伴う役員改選で、総会で承認をいただいく。代表役員まで、毎回、法務局に登記して、所轄にあたる京都府に届け出ている。

 役員は5名だが、役員報酬などは一切ない。

 今期は、この6年の間に、2人の責任役員が逝去されたので、2年前に2名の交代があった。それぞれに暗黙の役割があって、1名は、同人でありながら、自坊を持ち、対外的な立場からの人。以前は、故西光義敞先生が、たぶん創立以来にお引きかけくださっていた。いまは、M先生にお願いしている。いまもう1人は、地元で、いわば檀家総代的立場の方。故北口光三氏のあとは、故黒河達児氏だったが、あとは、地元のKさんにお願いした。もう1人は、遠方でも、経済的な面でご助力や、ご相談のできる方にお願いしている。あとは、小生と、代表役員を勤める父であるが、これも、身内が過半数にならないように配慮している。

 今後の6年間は、高齢と体調の理由から、長年、さまざまな形でご尽力くださった、Oさんが勇退されることになった。親分肌の女性で、信仰の面もピカ一。長年、父の北海道布教を支えてくださった功労者である。ちょっとこんなタイプの方は、いまの華光には、見当たらない。(例外は、この方のお嬢さんでしょうかー)。今夜は、この方の後任の候補者を相談した。

 いま華光は、ちょうどぼくの世代を中心に、40代を中心に人材がそろっている。これは、有り難いことだ。だた、ちょっと30代が弱いが、20代の仏青世代も、決起盛ん。将来が楽しみだ。実務で汗を欠くのは、壮年や若手の仕事である。運営委員などは若手がドンドン登用されていくし、実務的な仕事は仏青の人達がハリキッてくださっている。

 とはいっても、今回の修繕募金にしても、再建工事にしても、寄付の時に、力になってくださるのは、60代以上のお同行さんである。この点でけは、40歳以下では、相当におぼつかない。会館には、ご自身が参りできそうにない、または何十年も、京都まではお出でになれなくても、次代のご法の相続を願って、ご喜捨くださるのてある。その意味でも、役員や、会計監査役は、ある程度、同人から信頼される方がよい。ともすれば、将来ある若手だけを見て、変化を求めてそこを喜びがちで、年配の先輩方を軽んじてしまう恐れもある。しかし、これまでの功労者のおかげで、今日があることを忘れてはならない。その意味でも、役員をお願いした人達もおられるのだが、残念ながら、体調面、年齢などから無理な場合も多い。華光会は、人材面でも過渡期を迎えているようだ。

 今夜は、一応、新たな人選の相談がまとまり、内諾を得た上で、華光大会の総会にて、同人の皆様にご承認をいただく手筈になる。華光会は、同人の皆様の総意で運営されている。お金の集め方にしても、また、その使い道にしても、会員には、すべてオープンになっている。当然、潤沢な資金があるわけではないが、皆様のご喜捨を無駄にせめように、節約に努めて今日まで来ている。今日も、MAUN.さんから、決算と、予算の説明があったが、貧乏症の集いで、決して、世間的な発展とは無縁である。しかし、「真実のみのり」を旗印にかかげて、誠実に今日まで続いてきた。法の内容においても、その運営面においても、両者が共に純粋であるというある種、奇跡的な集いであることを、誇りしながら、、今日まで脈々と継続されてきたのだ。今後も、この伝統に甘えることなく、新たなアイディアや工夫をしながらも、この精神は受け継がれていくことであろう。

 華光同人の皆さん、11月5日の、総会に出席してね。一番有り難い法座になることがあります。特に、お金の話がでるとね。一番大事なものが絡むと、きれいごとですみませんから。それだけに有り難いですね。

追記:Tねこさん、大阪凡夫さん、コメントありがとう。Tねこさんに発言に触発されて、少し発展させていますので、またぼくのコンントも読んでください。

どんべいさんも、いつもお世話になています。このエントリーは敬遠されるかなーと思っていたんだけどね。うれしいてす。今夜は本文にも登場させてしまいました

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