運動会日和
今日は、朝から長女の運動会。秋晴れで、暑いぐらい日和でした。
1年生、何事も新鮮にがんばってましたね。最初の体操も、ラジオ体操じゃないんだー。でも、人数が少ないせいもあって、全体に盛り上がりに欠いていたかな。京都市内中心部の小学校は、軒並み児童数が低下していて、各学年が1クラスの単級です。今年の1年生は、29名で、まだ多い部類。隣の学区は20名を切っているようです。当然、行事も、1、2年合同になることが多いようで、横割りだけでなく、縦の交流も多くて、その点ではいい面もありますが、6年間、クラス替えなどもなくて、同じメンバーで過ごすので、問題が起こってくるとたいへんなようです。
それにしても、うちの子は、ダントツで小さい。(もちろん、ダントツで可愛い!が…)、特に5、6年生になると、ぼくより大きな子がゴロゴロ。「みんな、肉骨粉、飲まされているのかー」というぐらい、栄養が行き過ぎている。それで、ハードル走などを見ていると、かなり体の重い、栄養過多の子供が目立ってました。大きくても、ブヨブヨしてるんですね。そりや、仕方ないです。お金さえあれば、いつでも、どこででも、なんでも食べられる世の中。しかも小金には不自由していないわけでしょう。小金で、買い与えたほうが親は楽ですしね。ドンドン目の前に刺激的なものを並べられて、「食べるな」ということほど酷なことはないわけです。飢餓に対抗して、生きる術を身につけてきた人類が、いや人類どころか、生物史上始まって以来、いかに目の前にあるものを、「食べないか」という超難題に挑戦するわけですから、これはたいへんです。単なるダイエットという意味ではなくて、目先の刺激ではなてく、いかに自分のほんとうの「体」に聞くことでしょうが、これはとても難しいです。
それに、精神的にも、「自分の金を出して買ってなにが悪いのか」、という風潮でしょう。冥加なんて言葉は、当然、死語。生き物を殺し、食べ物にしている(殺生)が罪なんてこととは、対極の世の中に生きている。こんな環境の中で、法に照らされた私の「いのち」を見つめていくことは、これもまた至難の技ですね。
運動会日和が、思わぬ方向に向かっていきました。
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