外壁の色は、創建当時の色で
早くも、会館はスッポリと工事用のシートに覆われた。かなりの人数を集中して、作業が行われた。少し薄暗い雰囲気になる。足場や養生だけで、何百万もする工事である。
色見本を参考に、外壁の色を相談した。全体を、まったく新しい色に変えることが出来るのだ。ただ「お寺」なので、あまり奇抜な色はそぐわないだろう。第一、長年付き合うと飽きがくる。それで、いまの濃厚なウグイスというのか、茶黄土というのかの色を基本に、明るめを中心に9パターンの見本を作ってもらった。太陽に当てて見る、日陰で眺めて見る。ごく一部なので、これが全体となるとどうなるのか。工事関係者と、ぐるーと会館の回りを見て回る。よく目をこらしてみると、陽の当たる場所、雨がかかる、かからないでも、実は色や汚れが違うことがわかる。最初に、濃い目の落ち着いた色を選択したので、汚れが目立たないだけで、やはり年月が経っている。最初より、若干明るめの色を考えたが、業者の進言で、「5年、10年先を考えたら、雨垂れのシミや、ムラなどが目立ちずらい濃い目の色がお得では」との話があった。もちろん、決めるのは施主であるが、いろいろな現場をみた専門家の声を参考にすることにした。最初の見た目の変化も大事だけれど、長いおつきあいを大事に、選択することにした。検査し、高圧洗浄をかけ、ヒビなどの修繕をしたあとで、吹きつけをする。11月の華光大会には、建設当時の会館の雰囲気になるのだろう。
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