故瀧雄さんからのご催促
子供大会とは別に、今日は、昨年10月に亡くなった谷本瀧雄氏の奥さまから、最後の手紙(というより、判明の難しいメモのコピー)が送られてきた。少し前に、今号の華光誌のぼくの誌上法話で、瀧雄さんのことに触れたことのお礼の電話をもらって、この手紙の話は聴いていた。しかし、現物を見て震えた。亡くなる4時間前。薄れる意識の中で書かれたものだ。文字が重なり読めないが、「先生にお世話になりました。〇〇〇〇不明さま」と、「〇世〇仮。唯佛〇」(たぶん、世間虚仮、唯佛是真」ではないか。)と綴られている。それに、ぼくの17年の報恩講での法話の感想(未完)がそえてあった。
その文字にならない筆跡に、震えた。瀧雄さんのご法にかける執念を見る思いだ。最後まで次の世代のご法の相続を願い、在家なありながら、自宅を解放して、日曜学校をや花祭りに取り組み、子供大会の前後には、必ずお電話をくださっていた、ありし日のことを思い出した。手紙が、子供大会の前日に届いたのも単なる偶然ではない。生きて働いてくださっている。そういえば、その前々の夏に亡くなった辻忠良氏からの最後の手紙も、子供大会への励ましての手紙と、子供会へのご寄付だったことを思い出した。
改めて身が引き締まると共に、大きな力を得る思いだ。諸菩薩の守護を受けているのだ。
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コメント
どんな方でも亡くなられたらただの思い出…などという世間的な感覚ではないですね。その姿が目の前にあるかないかだけで、間違いなく”働き”は活きている。
私も、身の震える思いがします。
投稿: MANU. | 2006年8月 4日 (金) 00:10