先達の陰徳
広島での「真宗法座の集い」の決算書が出来た。今回は、参加者を12名に絞り(直前にキャンセルがあって、参加は11名だった)、世話人という形で、京都から2名が参加した。2名分の交通費並びに宿泊代などを考慮した結果、1泊2日の参加費(宿泊代や部屋代は別途実費)だけで、1万円と設定した。華光の行事の中でもいちばんの高値に、ちょっと迷いもある。一方で、もっと参加費をいただくだけの自信のある内容でもある。それでも、世話人には謝礼を出さない(すべて華光会の会計へ)こともあって、おかげで、いつもいただく支部法座のご法礼より多めの収益が出た。
それにしても、いつもながらの明朗会計(1万円×11名の参加費と、交通費・宿泊代の支出では誤魔化しようもないが)で、まあ、我ながら、正直で、良心的な会かと、わが身に染みついた貧乏症の性格も加わって、かなりあきれ気味に思う時もある。
しかし、この長年に渡って培われてきた誠実さこそが、華光の財産の一つではないか。いくら、有り難い、魅力的な言葉を並べても、胡散臭そうな集まりは、結局、人が消費され、去っていく。お金の出入りが不透明なのである。
そんな華光の実態を知って、逆に、喜捨をしてくださる方のおかげが重なり、この度の修繕補修工事もスムーズに出来、事務の担当者も常駐してもらえることになった。この貧乏症もまた、いわば先達からの陰徳のおかげなのだ。
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