いろんな親がいる
小学1年生になった長女のKANが、出身の幼稚園のOB会のサマー・キャンブに出かけた。3月末生まれということもあって、かなり幼い。昨夜も、「kちゃん、明日から2回お泊まりするんだよ」というと、「ゲエー」とびっくりしていた。いまごろ気づいたの?。本人は、わかっているのか、いないのかわらかんが、とにかくぼくの大きなリックを背負い、いやリックに背負われて、とてもうれしそうに、元気に出かけていった。
わが子を預けて、ぼくは、他人のお子さまのお世話である。子供大会が、2日間前に迫った。保護者から、連絡が2件あった。子供の状態を説明してくだり、「ご迷惑をかけますか」とのお電話。また、初めて参加させるお母さんには、3泊4日は不安な様子。うまく馴染めるか。元気にすごせるかと、お母さんのほうが、倒れんばかりの極度の不安感である。その気持ちにおつきあいをしながら、信頼しておまかせしてもらうようにお伝えした。3泊4日、いろんなことがおこる。仲良くなることでも、そう簡単なことではない。泣くこともある、ケンカすることもある。寂しい思いも、怖い思いもする。手に負えない子もいる。2日目夜には、ホームシックで、いろいろなところ(腹が痛い、鼻が痛い、意が痛い)が痛くて、泣く子がでる。とにかく、いろいろなことが起こるが、しっかり4日間、おつきあいさせていただく。最初は、不安でも、きっと「よかった」と、見違えるようにたくましくなって帰っていかれることだろうと、これまでの経験で確信している。それだけの準備と、経験と、自信があるのだ。いや、きっと最後には、「よかったな」といわせる、仏さまの念力がかかっているのだ。
それで今日も、子供大会の準備だ。K子ちゃんに来てもらって、初日の役割を細かく伝える。ちょっとした配慮や連絡が出来るか出来ないかで、成否の分かれ目となる。ラジカセのデッキ。ラジオ体操用に大きなラジカセを持参している。ところが、できあがったはずの荷物のなかになかったので、その旨尋ねると、「会場で借りる予定」との返事。「ああ、それいいね」と思ったけれど、「会場で貸してもらう確認しているの?」と尋ねると、「大丈夫だろう」という憶測の仕事。念の為、会場に確認をとってもらうと、「ない」との返事。そうなんですよね。こんなことが、けっこういろいろある。「昨年の班わけ表、参照にしてね」と伝えると、「頭に入ってます」との頼もし返事。でも、確認しなくていいのかなと思っていると、名簿も名札も終わって解散したあとから、「実は、昨年と重なっているグループがあるんですが」との連絡。もう1度やり直し。念の為、荷物も、再点検した。詰めが甘かったり、抜けているものがちょこちょこある。薬箱の点検と、保険の契約、仏華などの作業もした。あとは、教案と、会計計算と、懇親会の買い出し、手土産などの買い物などは、明日の仕事。遠方から、2名が宿泊する予定だ。
さて、わが子を送り出して、家内はホッと一安心。少し重荷がはずれて、(といっても、夜泣きする下がいるが)、お母さん方と遊びにでかけた。祇園で飲んできたと、上機嫌。一方で、こんな親もいる。子供のことで、まったく不安がっていない。少々、世間さまとはずれても気にするそぶりもなく、むしろそれを(^。^)に転嫁している。子供というより、自分に対して自信があるのだろうな。
それにしても、いろいろな子、そして親に会えて、ほんとうに面白い。勉強させてもらえます。
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