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改修工事、藤田嗣治展、そしてカウンセリング

昨夜は、子供の体調が悪くて、夜泣きしてなかなかたいへん。お母ちゃんには、いつもいつもほんとうにご苦労さん。で、これはこれで、ぼくが受けてきた父親の深い慈愛というか、安心感を思い出す機会となったのですが、大きなテーマなので、これはこれで別の機会に。

 朝のうち、華光会館の改修工事のために業者の見積もりがあって、いろいろの立場から、6名ほどが会館内を見て回られた。これは想像以上に、なかなかたいへんそうですぞ。その間に、電話相談というか、華光の法座の法の勧め方に関して、ご相談があって、明朝、その方に合う約束をした。これは、華光の法座の勧めかたにとって、大切な問題。カウンセリングマインド的に、傾聴したり、私メッセージで応えたりするのは、決して技法ではなくて、人間尊重の態度だし、またコミニケーションを大切にすることも、ほかならぬ相手も、自分も大切にすることだと思っているけれど、そのことよついていけない、反発される、いろいろな立場の方がおられるということだ。こんな時や、こんな人ほど、ぼくの態度が問われてくる。しっかり聴かせていただきますぞ。

 で、今日のメーンは、夜は、「真宗カウンセリング研究会」の月例会で、ロジャーズ論文の輪読。先月、今月と担当ですのが、レジュメは、先月つくっているで、簡単に読み返して準備はOK。で、夜まで時間をつくって、岡崎公園の、京都国立近代美術館へ。招待券いただきましたので、「藤田嗣治展」観ててきました。面白かった。けどね、たいへんな人。「お前ら、どこから湧いてくるね」んというぐらいの人々。かくいうぼくもそのひとりですが、いつもは空いている映画館、数えられるほどの華光会館の法座しかしりませんので、人込みに酔って疲れました。結局、空いている常設展に逃げて、ほっとひと安心。閉館前に若干空いてから、見てきました。

 やっぱり、図録とは違うわね。インパクトあります。初期のパリ時代、中南米と日本、そして戦争協力、さらに、後期のパリと、宗教画の大作。とくに、戦時協力での批判された作品群、戦時高揚というより、むしろ戦争の悲惨さが伝わってくる感じで、意外な印象。もちろん、大作もよかったけれど、箱や灰皿などの日常の小物に心ひかれるのでした。このあたりも意外性ですね。

 

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コメント

 とても楽しみにしておりました・・・嬉しいです。ブログりながら 出遇う 出遇いながら ブログる・・・なんだかとても しみじみ おもわひてもらいます。

 京都出身のわたしゆえ ここにいて 京の匂いも風景も感じられ なお 懐かしさあふるる・・・こんな気持ちです。

 有り難うございます。 はじめまして(^.^)

 

投稿: 雀斑。 | 2006年7月20日 (木) 00:49

雀斑さん

さっそくありがとう。なにごとも、反応がはやくてうれしいです。
岡崎界隈は、疎水越しに東山の山並みも美しく、水分を含んだ緑もきれいでした。
ブログ先輩として、ご指導よろしく。

投稿: かりもん | 2006年7月21日 (金) 22:01

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