危機感

 華光会は、九月末で決算期を迎える。  今年は、総会が近い。今日は、福岡からY先生たちをお迎えして、今期の決算と、来期の予算を検討した。  なんといっても、修繕事業が大きい。おかけでさまで、募金活動は順調で予定額に迫るが、工事費用も大きなものである。  しかし、問題は通常の収益である。これには、暗澹たる思いがした。ここまで赤字状態がひどくなっているとは、ショックであった。いまは、皆様のご喜捨のおかけで保っていくことができるのだがら、募金が終了し、このままの状態で推移するなら、日常業務に差し障りが起こる事態にもなりかねない。危機感を懐かざるをおえない。  もろちん、そのころには、抑えられる人件費のメドもあるので赤字幅は縮小はできることが、逆に予想される大きな支出もある。どこかで、組織の組替えや、抜本的な解決策が必要になっているるは、必至だ。  一方で、すごく楽天的な自分もいる。仏法のことだか...

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一期一会

 ある方から、個人カウンセリグの申し込みがある。  その人とは、不思議なご因縁である。  6月のSDGsの研修会の冒頭、たまたまペアになった。自己紹介をして、一つの課題の意見を述べあった。たったそれだけだったが、持っていた真宗カウンセリグ研究会のパンフレットと、仏教カウンセリグのご案内をした。  確かな手応えがあったわけではないのに、もうその二日後には、奈倉先生の「仏教カウンセリングを求めて」の講座を申込んでくださったのである。さらに研究会への参加と、ご縁はつながっていった。  それだけでない。会館での法話会にもお参りくださったのである。カウンセリングで出会った人が、すぐにご法座につながるケースは稀なことだ。  そして、今日は、個人的にお話を聞きたいということで、実現した。なるほど何かに悩んだり、疑問にもったりすることが、ここまでつながるご因縁があるのだと思った。  何気ないお声かけから、...

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泉佐野での報恩講法座

 日、祝と、泉佐野での寺院の報恩講法座に出講する。  台風の心配があったのか、わざわざ前夜に「予定どおり行います」との連絡をいただく。昨年の台風で、大きな被害を受けた地域である。  初日は、昨日予定していた「二河白道の譬え」を話した。  会館から「二河譬」の掛け軸をもち出して、「子供の聖典」をコピーして、皆さんと一緒に、読みながらお話をした。ご承知のように、ここは「たとえ話」の部分と、それを合法(がっぼう)して、たんなるたとえ話ではなく法の上に返していくところが要である。  二尊が一致して、発遣し、招喚するお心をいただく。しかし、お話をするうちに、二尊の御心に突き動かされて、重い一歩を踏み出させていだたくことの、なんと難しく、また同時に尊いことだったかと感じさせられた。  私の一歩の前には、先達の、先手をかけた畏れることのない、一歩を踏み出してくださったおかげがあったのだ。ぼく自身も、善知...

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「聖典講座」を中止するまで

  大型で、非常に強い台風がやってきた。台風接近の前から、「まず命を守る行動をしてください」との連呼である。雨、風ともに「いままで経験したことのない」規模だという。昨年の西日本豪雨や大阪を直撃した台風の被害が、まだ生々しい。昔は「天災は忘れたころにやってくる」だったが、今は、次々と襲ってきて、「天災は覚えられないほどやってくる」だ。  進路は、東海や関東方面。それでも、大型で、暴風圏が広く、近畿も、昨年の台風並の風雨になる恐れがあると報道される。  会館は、いまは足場が組まれている。台風の直撃はなくても、念のために、前日に回りを囲むネットは外すことになった。まだ締めの作業があるので、足場は組まれたままなでで、「もしも…」を、現場監督は心配されていた。  金曜日の仏教大の四条センターで講義の最後に、「明日の講義すべて休講にします」とのインフォメーション。京阪神の私鉄は計画運休の予定はないが、...

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熊本の旅(4)~阿蘇の雄大な眺め~

 白川水源から、阿蘇の山並みをぬけて、中岳に向かう。  ススキの草原や、放牧地の景色は美しい。    ただ熊本地震の影響なのか、地滑り箇所も多く見られた。中には、急斜面での砂防ダムを建設中のところもある。  噴煙の上がる中岳は、現在は立ち入り禁止。それでも、ロープウェー駅までは入れた。ちょうど熊本での開催されているラクビーW杯の直後とあって、外国(たぶんフランスからの観光客が多かった。   そのまま、草千里ケ浜に向かう。烏帽子岳の直下に拡がる草原である。懐かしい思い出の風景だ。展望台に登ったり、草原を散策したりする。しかし、子供の時のようには、馬には乗らなかった。草千里には、牛や馬の放牧はなく、観光客が沢山歩いていた。  ここまでかなり満足したが、まだ時間があったので、大観峰まで進むことにした。  米塚を横目に進む。かわいい形だが、これも噴火の名残である火山。  阿蘇の道の駅...

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熊本の旅(3)~白川水源~

 お宿の近くだったので、白川水源を訪ねる。   なんの予備知識もなかったが、コンコンと細かな砂地から沸き上がる水は、とても澄み渡り、神秘的だった。川底まで透き通って見えている。この透明感は写真に収められず、残念。もちろん、冷たく澄んだ水はおいしかった。南阿蘇の天然水である。この阿蘇の湧き水が、熊本市内を流れる一級河川白川の源泉である。    まさに水は命の根源である。 毎分60トンもの水が湧き出ているという姿は、まるでお浄土の「八功徳水」のようである。  感銘をうけて、もう1ケ所、寄り道をした。明神池水源である。   このあたりは、こんな水源がたくさんある。ここは公園に整備されている。  水源の池には、コイが泳いでいた。透明な水は、すぐ目の前を泳いでいるような錯覚を覚えた。   ただ隣の池には、河童像が置かれたり、個性的な展示館があったりと、違った意味で不思議なワールドだった...

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熊本の旅(2)~阿蘇の思い出~

 久しぶりの熊本で、もう1泊して観光を楽しむことした。法座終了後、熊本駅前までレンタカーを借り、南阿蘇に移動。かなり距離はあるが、地道でも山沿いの道は、渋滞もなく、信号もほとんどなく、快適にドライブがすすむ。熊本の中心から阿蘇までが、案外と近くて驚いた。  途中、雄大な風景を何度かカメラに収めた。  阿蘇は2度目である。小学校4年の時だから、47年前と、かなり大昔のことである。  しかし、この時の九州(福岡、熊本、大分)の家族旅行のことは、鮮明に記憶が残っている。法座も兼ねた、11日間の旅だったが、最後、帰路のフエリーの中で、初めて喘息になって迷惑をかけたのことは、ずっと忘れないことだろう。  阿蘇は、中岳の火口が恐ろしかったこと、草千里で馬に乗ったことなどを覚えている。  そのころから比べると、回りの環境はずいぶん変わっただろう。しかし、雄大な風景は変わっていないのだろう。 ...

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九州法座 in 熊本~赤ちゃんに教えられる~

 今回の法座は、ひとつ楽しみがあった。お世話のSさんの赤ちゃんに初めて会わせてもらえるのだ。法話の途中で、パパに抱かれて赤ちゃんが入ってきた。法話そっちのけで、みんなの視線が移る。可愛いのだから、仕方ない。  7ケ月になった赤ちゃんが、ハイハイをしながら、低いイスに手を着けて、つかまり立ちしようとする。なかなかうまくいかなかたっが、ついに立つことができた。それを見守る誰もが笑顔で、そして成功するとと一斉に歓声と拍手が起こった。  しかし、今、ぼくが立ち上がって、誰も拍手なしない。いや、注目するものものいない。当たり前だ。だか最初は違ったのだ。こうして、ひとつひとつ見守られ、お育てをいただきながら、成長してきたのである。  赤ちゃんが、意味もわからず合掌する。大人たちは、「マンマンちゃんやな」とういって、大喜びである。  しかし、今、ぼくが合掌しても、誰も喜ばない。注目しない。当たり前だと思...

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九州法座 in 熊本の旅(1)

 5年ぶりに熊本に向かう。お寺を会所にした九州法座だ。  初めて九州新幹線に乗る。最初は、リレーつばめ号(つまり博多から特急列車)、その後は、飛行機だった。今回は、連れ合いも一緒の旅で、新装なった熊本駅に降り立つと、お出迎えは事務所のTさんたち。車中は会館と同じ顔ぶれである。  先の熊本地震では、大きな被害を受けた地域だ。このお寺も、本堂も、内陣も被害があったが、こうして会場で開いてくださるのは有り難い。さらに、乳飲み子を抱えたお母さんのSさんが、会計に、送迎に、懇親会の会場探しにと、献身的にお世話をくださった。ありがとう。  熊本城は、天守閣は修復中だが、ちょうど熊本城の園内への入場が始まった特別な日でもあった。熊本の復興のシンボルとして、復旧が進んでいる様子がわかる。(下は6年前の熊本城)  一方で、懇親会の会場の途中に、ジェーンズ邸を通った。熊本の重要文化財だったが、先の地震で...

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2度目の点検作業

      外壁工事か始まって、1ケ月以上が経過した。  その間、日曜日と朝から大雨だった日を除き(土曜日や祝日も)工事が続いた。その間、窓は当然、玄関の度入りも制限される日もあって、なかなかたいへんだった。しかし、早朝、職人さんたちが頑張られたおかけで、予定より早く外壁や手すりなどの塗装工事が終わった。  広島から監理のM先生が来館されて、今後の打ち合わせと、2度目の点検作業である。  今回も、足場を屋上まで登り会館の廻りを1周し、同じ3階部分、2階部分と点検をして回った。ヒビの補修や塗装の具合をこまかく見てくださる。手すりかあるところはいいが、シートのない箇所や、屈みながら歩く場所もある。壁をヘルメットぶつけながら、ぼくはついていくのが精一杯。    最後は、屋上に登って、作業の様子を確認。これからの予定を話し合った。M先生からも、丁寧な作業であることを説明をいただいた。 ...

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「仏書に親しむ会」『仏敵』を読む

 第4回目は、第2章の終わりと、第3章(1)である。  順番に、1~1.5頁程度を、声に出して読んでいく。これが思いの外有り難い。読むのに自信のない方の声は、小さい。逆に、高齢の方が情感たっぷりに読んでくださる。夜は、およしさんと同じく、癌におかされている方が、「早くご信心をもらいや、早くご信心をもらい」を、連呼される。冒頭で、彼女は、「腫瘍マーカーがとんでもない値になって、新しい治療が始まります」と告白されたばかり。まるでおよしさんの言葉そのものた。  しかし、そんな情感のところだけで喜んでいるのではない。何気ない文章にも、金言が目白押しである。また読み逃していた文章や、「こんなのあった?」の発見も多くて、まったくもっ新鮮である。  まるで、いま、ここが野口道場の仏間で、個性的な念仏者に囲まれているかのような想いになる。  しかもある方の何気ない発言から、「信心」の内実についてのかなり突...

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復活! 京都みなみ会館

 8月下旬に、京都みなみ会館が復活した。おめでとう。  8月は、ほとんどが旧作だったので、9月3日、会員デーに初めて訪れた。  近鉄東寺駅に少しだけ近くなった。ただ、ぼくのところからだと九条通を横断せねばならない。それでも、距離的には10数メートル程度近くなったか。 京都シネマと同じように、3スクリーンだ。旧作や二番館が多くなったが、それでも京都ではここだけ上映のものもある。みなみ会館らしくなく、ネットで座席予約ができるようにもなっている。  何よりもお洒落になった。どうした、あの雰囲気がなくなったのが、残念だ。何もかもがお洒落すぎて文字が小さく、分かりづらい。入り口も、シアター2、3への行きかたも分からない。いちばんは困ったのが、1階のトイレ。まるで壁のようになっていて、目の前にあるのにみんな尋ねている。、最新なのに、バリーアフリーでもない。 いま、ミニシアターで映画をみる客層は、...

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«最後の攻防戦